「相続」とは、故人が所有していた財産を、法律で定める一定の親族が引き継ぐことを言います。
この時の故人を「被相続人」、相続により財産を引き継ぐ人を「相続人」と言います。また、被相続人から相続人に引き継がれる財産を「相続財産」または「遺産」と呼んでいます。
財産は、被相続人が亡くなると相続人に相続されます(相続の開始)。例えば、亡くなった父親名義の家や預金、また身の回りの家具や洋服などすべて、父親の死亡と同時に相続人のものとなります(なお、相続財産には家や預金などのプラスの財産だけでなく、借金やローンなどのマイナスの財産も対象となります)。もっとも、相続開始時において不動産や預金は故人の名義のままなので、実際に財産を自由に使えるようにするためには、遺言や遺産分割協議などを経て分割方法が決定した後に行う名義変更手続き(相続登記)を行ってからになります。
相続は様々なトラブルを生じさせます。遺言が不明瞭だった場合や、特別受益・寄与分などで遺産分割協議がまとまらない場合など、仲が良かった家族・親族が相続をきっかけに険悪となり、生涯にわたってその軋轢が解消されないということも珍しくありません。
そのため、これから自分の財産を下の世代に残していく者は、相続が「争続」とならないよう対策し、トラブルが生じないように努めることが大切です。
八木貴弘司法書士事務所は、相模原を中心として、町田や八王子など関東全域の相続遺言に関する相談を承っております。「相続登記をしたいけど自分一人でできない」、「相続放棄したいけど手続きがわからない」、「相続手続きを専門家に任せたい」などのお悩みにお応えいたしますので、相続問題にお困りの際は、当事務所までお越し下さい。
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八木貴弘司法書士事務所(神奈川県相模原市/緑区)|相続