即決和解事件

八木貴弘司法書士事務所(神奈川県相模原市/緑区)|即決和解事件

  1. 八木貴弘司法書士事務所 >
  2. 賃貸トラブルに関する記事一覧 >
  3. 即決和解事件

即決和解事件

賃借人が家賃を滞納し建物の明け渡しを求めるには、訴訟によって判決を勝ち取り強制執行を行う必要がありますが、通常の訴訟手続きですと6か月から1年ほどの期間を要します。
このように通常の訴訟ですと長期間や多額の費用が必要となり、当事者の心理的な負担もかかります。
そこで、「即決和解」という当事者の合意による紛争の解決方法をとることによって、費用や期間の削減が見込めます。

即決和解の規定は民事訴訟法275条①(訴え提起前の和解)に以下のように定められています。
「民事上の争いについては、当事者は、請求の趣旨及び原因並びに争いの事情を表示して、相手方の普通裁判籍の所在地を管轄する簡易裁判所に和解の申立てをすることができる。」

つまり、即決和解を行うためには、双方が和解内容に納得し簡易裁判所に出頭する必要があります。
双方が簡易裁判所に出頭したことにより「和解調書」が作成されます。
その際に作成される和解調書は、判決と同様の効力を持つため(債務名義)、相手方が調停内容を守らなかった場合(債務不履行)は強制的に執行を行うことになります。
これらの手続きは申し立てから2か月ほどで和解が成立するので、通常訴訟と比較してより短期間で債務名義を手に入れる事が出来ます。

八木貴弘司法書士事務所では相模原、町田、八王子を中心に、即決和解事件についてのご相談を承っております。
「即決和解の流れがよくわからない」「相手方と交渉がうまくいかない」など即決和解事件についてお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

八木貴弘司法書士事務所が提供する基礎知識

  • 相続放棄とは

    相続放棄とは

    相続放棄とは、相続開始後に、相続人が相続を拒否する意思表示をいいま...

  • 親の遺産を相続するときの流れ

    親の遺産を...

    遺産相続の手続きには、法律上期限が定められたものも多いことから、事...

  • 一人っ子の家庭にも家族信託は有効?活用方法や注意点は?

    一人っ子の...

    少子高齢化が進む中、親の財産管理をどうするかが大きな課題となって...

  • 認知症になってからでも家族信託はできる?判断基準は?

    認知症にな...

    家族信託は高齢者やその家族にとって、将来のリスクに備えるための有...

  • 法定後見制度

    法定後見制度

    法定後見制度は、本人の判断能力が不十分である場合に、本人を法律的に...

  • 相続登記とは

    相続登記とは

    相続登記とは、不動産の所有者が亡くなった場合に、その不動産の登記名...

  • 相続人申告登記をすべき人は誰?メリット・デメリットも併せて解説

    相続人申告...

    相続人申告登記は、被相続人の不動産の相続人であることを申し出る手...

  • 遺言作成を司法書士に依頼するメリットとは

    遺言作成を...

    遺言の作成は、大きな財産を扱うものであり、またご自身が亡くなった後...

  • 不動産の共有名義人の片方が死亡した場合の相続登記について

    不動産の共...

    相続登記は不動産を相続する際に大変重要となる手続きであり、202...

八木貴弘司法書士事務所の主な対応地域

相模原|町田|八王子|神奈川県全域の市区町村
東京都全域の市区町村(23区含む)、その他地域も御相談の上対応可能です

ページトップへ